内向型・内向性の本当の意味とは

外向的分野が得意な内向型も存在する

本当の内向性・内向型とは？あなたはもしかして内向性や内向型の本質を見誤ってるかもしれません。

多くのネット記事や専門家が定義する内向型・内向性は、非常に曖昧でいい加減なもので溢れかえっています。

• 内向型は、あらゆる物事を自己の内在と結びつけるため、気持ちが内側に向いているが、それは決して内気だったり、シャイだとは限らず、むしろ、内向的な人でもがんがん相手の本音に素早く踏み込んでいくとは存在します
• 自分のスキルや自尊心次第で、リスクを取ったり、不安的な世界に慣れきったりする内向型も存在する

内向性・内向型とは、人間が勝手に決めた人間の性質を示す言葉に過ぎません。また、世の中の流れ、時代の状況によって、同じマインドセットや気質であっても、それが内向的になることもありますし、外向的になることもあります。

独自の見解で内向性と内向型を解説

今回は、「内向型」のための成功請負結社である私たちINTROVERTSが、独自の解釈で、内向性、内向型の意味について解説していきます。

内向性とは：内向性の意味と定義

内向性とは、「複合的な要素によって出来上がった感度や感受性」

内向性を自分の中で決定づけられた性格のようなものと感じる人もいるでしょう。しかしながら、毛局、内向性というのは、

• 自身の目標、好み、認知、環境、経験、スキル、置かれた状況などが組み合わさって出来上がった複合的な感度や感受性を取ったり、不安的な世界に慣れきったりする内向型も存在する

に過ぎません。ということは、目標、好み、認知、、環境を変えれば、あなたの内向性は今とは違う変化を起こすのです。スキルで外向力を積むことも可能です。

内向性とは感度や感受性の問題で、自身の内向性によって、外向性が削がれる部分はありますが、だからといって、外向的な要素で結果を出す力というのは、知識やスキルやマインドでカバーできます。

内向性とは、モードのようなものです。自分自身が人生の中で自然に内向きなモードになるだけであって、そのモードのまま、外向力を積んで、外向的な人よりも、外向的な分野で活躍することはまったく可能なのです。

また、外向的な分野において、内向性が求められることは非常に多くあります。内向性モードを発揮できて、外向的スキルやノウハウを持った人が最強とも言えるでしょう。

また、外向的な分野において、内向性が求められることは非常に多いです。内向性とは感度や感受性であり、能力そのものではなく、それは外向性も同様であるということを肝に銘じておくと良いでしょう。

内向性とは「内側への意識のベクトルが向かう特性」

内向性とは、何か刺激を受け取った際に、とにかく意識が内在へ深く染みわたります。瞬間的に複雑で深く広い視野や思慮を得られる人ほど、内向性が高いと言って良いでしょう。そのため、内向性が高い人は、1つの情報や刺激から、より多くのアイデアやケースを思い浮かべることができます。

この特性を生かせるスキルやマインドセットが揃ったとき、非常にクリエイティブな生き様を全うできるでしょう。自尊心が低い場合は、自身の思考に自身が持てずに、単に不安や気にしすぎな状態を冗長させる特徴として、内向型がマイナスな状況を引き起こすと言えます。

内向性とは「人間の全体的な内面を気に掛ける志向性」

goo辞書では、内向性の意味を以下のように表記しています。

• 興味や関心が自己の内面に向けられ、主観的、内気・孤独で思慮深い反面、実行力・社交性に乏しい性格特性。
  内向性（ないこうせい）の意味 – goo国語辞書

なんだか、とても悪い書かれようの仕方ですよね。内向性は、「興味や関心が自己の内面に向けられる」ことには賛同します。ただ、それは「自分勝手」だとか「自意識過剰」とは限らないのです。

なぜなら、自分という人間を掘り下げることは、人間そのもの内面を気にかけていることでもあり、それは他者を理解する力に結び付くからです。

要は、内向性が高い人っていうのは、他人の心理や本質にも迫ることができるわけです。それって、言い換えれば、他人想いですよね。自分への強い興味は、他人を知ること、人間の真理を知ることに繋がり、結果的には相手本位に立つ視野を得ることに繋がります。

内向性とは、自己の存在によりセンシティブになり、他者や他の刺激を通して自分という人間をより深く探求する、思考や行動のベクトルと言えるでしょう。

内向性とは「無思慮な外向性を妨げる特性」

内向性が強いからと言って、外向的な能力が不足するわけではありません。コミュニケーションスキルを戦略的に高めていけば、内向型はむしろ、気遣いができ、エスコートが上手に振舞えます。外向型の人よりも、自身の内向性を利用し、適切に相手を理解し、結果的に外向型の人よりも相手から愛される結果を引き寄せることも多々あるでしょう。

しかし、内向性とは無思慮ではいられません。自身の内面を利用し、思慮を芽生えさせる特性が内向性です。内向性の人は、無思慮でいようとすればするほど、無思慮にしようとした対象のことをむしろ気にしていくようになるでしょう。

ですから、突き抜けた外向性を持った人のように、無思慮で飛び込むようなことに対しては否定的な態度を取るでしょう。
内向性をある程度備えた人の場合、無思慮な人のように、何でも考えずに力強く行動するには、「ここは何も考えないで突っ走ろう」と、わざわざメンタルにスイッチを入れて、外向性を演じる必要があります。

行動の表だけを見れば、超外交的に振舞えても、精神状態は通常ではない無理をしているわけですから、本質的には、無思慮な外向性の行動やイベントに同調すると、終わった後は大きな心労を抱えていることになります。

内向性とは、無思慮な外向性を妨げる特性であり、ある程度の外向性や外向力は、内向型の人でもスキルや自尊心や経験や認知でセットすることができると私たちは考えています。

内向型とは：内向型の意味と定義

内向型とは「自身の内向性に重きを置きたいと考える人」のこと

内向型とは、自身の内向性を尊重し、自身の内向性に価値を置いたライフスタイルを求める人のことです。

自身の内向性を否定されることは、内向型にとって大きな自己否定感の増長に繋がります。

だから、自身の内向性に沿ったライフスタイルを必要とします。自己の内在へベクトルが向かう時間が、自分が自分を肯定し、自分らしく生きる時間と言えます。

内向型とは「外向的な要素に摩耗しやすい人たち」のこと

外向型は、外へアクセスし、物理的な変化を欲します。なぜなら、外向型は、自分の内部で多くを感じ取り、自分の内在で遊ぶ感受性が不足しているからです。

内側で処理できなければ、欲求や価値を外に探すしかありませんよね。だから、外向型は自然に外へどんどん出ることができます。

一方、内向型の人にとって、外向的な要素は、刺激が多すぎるのです。その多くの刺激を自分の内的世界へ持ち込んで楽しむことはもちろんできるのですが、脳は一人でいる時よりも摩耗します。

すると、集団の中で過ごしたり、外へ出ずっぱりになったりすることを拒むようになります。一人きりで休みたくなるのです。また、外部で感じた情報を一人きりで振り返りたくもなるでしょう。

適切なタイミングで孤高の休息や内省を求めることで、自分らしく主体性を感じられるのが内向型と言えるでしょう。決して、内向型は集団でのパフォーマンスが苦手というわけではないのです。

内向型とは「状況や環境によって決定付けられた流派」のようなもの

内向型とは、自分の内に秘めるパーソナリティではありません。あなたが内向型の人だと、決定付けられる際、時代や環境も大きく関わってくるからです。

• 内向型は内向的な状況や環境では、積極的かつ開放的で居られるということは、内向型は内向型の分野において、非常に外向的とも言えませんか？
• 内向型の人が99人いて、外向型の人が1人しかいない場合、多数決的で内向的な物事が賛同され、内向型の人同士で大盛り上がりし、外向型が一人ぼっちにされている状態は、外向型の人が非常に内向的に映りませんか？

結局、常にどちらが主流かの多数決で勝つ流派が「外向型」と認知されるわけです。

脳科学から見る内向性と内向型

内向型とは、内向的分野で良質な神経伝達物質が分泌される

これまでお伝えしたことを脳科学的な分野で言い換えると、内向型というのは、

• 内向的な分野に対して、ドーパミンが高レベルに保たれ、オキシトシンが豊富に分泌され、セロトニンが高レベルで安定する

ということが言えるでしょう。

内向型とは、外向的分野で悪質な神経伝達物質が分泌される

また、内向型というのは、

• 外向的な分野に対して、ストレスホルモンであるコルチゾールが高レベルに、恐怖を感じるノルアドレナリンの量が増え、脳の扁桃体の活発になりやすい

人のことだと言えるでしょう。

内向性・内向型の意味を自分なりに深めよう

内向性とは耐性や感性であり、能力ではない

以上、「内向型」のための成功請負結社である私たちINTROVERTSなりの内向性とは、内向型とは、という言葉の意味・定義について掘り下げてきました。

これはあくまでも私たちが唱えるところの内向性・内向型です。一般的に言われる内向性や内向型の解釈に留まらず、ぜひ、ご自身で、いろんな可能性を探ってみて下さい。

内向性とは、あくまでも物事の耐性のようなものと捉えるぐらいでいいでしょう。耐性が低いことに対しても、能力を付けることで、結果を出すことは可能です。結果を出し続ければ、余裕が芽生えたり、小さな失敗に対して否定感を抱かなくなり、耐性は高まります。

外向的な分野に対して、内向的な感性をフル活用できるのであれば、とても楽しく過ごせることもあります。外向的な分野において、内向性が求められます。

もしかすると、あなたの内向性はまだまだ、いろんな場面で有効に使えていないのかもしれない、そういう視点を持ってみると、人生において成功や幸福を掴む機会が激増するでしょう。

内向型とは状況が作り出し、本質とは違う

内向的な人が集まって、内向的な人に本音をさらけ出し、コミュニケーションがアクティブな状態は、それは外向型の人が集まった状況と同じでしょう。

逆に、どんなに外向的な人でも、会話の物事の内在的な部分をとことん掘り下げた内容に終始すると、まったく会話に割っていけないかもしれなせん。すると、その場面において、その外向的な人は、「アイツはシャイでぜんぜん喋らない」と思われるかもしれません。

自分が、内向型のように認知されるか、内向型のようにしか振舞えないのか、そうしたものは、状況が作り出しているに過ぎないのです。

その状況というは、準備や認知や経験やスキルで打破できます。

内向型は向上心を持ち、様々なものを後天的にセットしていくことで、自身の内向性を活かす引き出しがあまりにも多く増えていきます。

知識があれば、あなた独自の内向型という殻から、多くのアイデアが生まれ、スキルがあれば、そのアイデアを活かすことができます。自分の殻に閉じこもることに価値が出てきます。

自身の内向性や内向型をフルに活かした人生のために、今回の記事が貢献できれば、幸いです。