*
Articles Theme

性格とは何か?性格の本質を理解すれば、自分の性格を好きに変えられる!

遺伝学、脳科学、生物学、心理学の全てが「性格は生まれつきだ」を証明できていません。そこで、今回は本サイト独自の性格の本質を長尺徹底解説!

性格とは何か?分かりやすく解説

*
肉体・脳・心、何が影響して性格は構成されるか、あなたは正しく理解しているだろうか?

あなたの性格を構成する本質が丸わかり!

皆さんは性格をどのように捉えていますか?

もう、そんなのはキング・オブ・ナンセンスです。遺伝学、脳科学、生物学、心理学の全てが、「性格は生まれてから揺るがない」と断定するに至りません。

そこで、今回は内向型秘密結社イントロバーツが、性格とは何かを分かりやすく解説します。

この記事を通して、あなたは性格の実態を知り、自分や他人をより深く理解し、セルフコントロールや相手との関係構築がよりパワーアップしていくでしょう。

それでは、いきましょう!

重要:性格とは単なる出力だ

*
性格とはあくまで現象が捉えた質感であり、私たちは現象から性格を捉えようとする

性格とはあなたの本質ではない

この言葉は何度でもご自身の中で轟かせてほしいと思うくらい、大事なことばです。

例えば、出力とは「あなたの投げたボール」のようなものです。「投げられたボール」の速度によって優劣が決まるかもしれません。

ボールを受けたキャプチャーが「球の質がいいね!」と、その性質が好意的に感じるようなことが、世に言われる「周りから性格が良いと思われる」という現象です。

また、あなたの投げたボールは、あるバッターにとって打ちづらいかもしれませんが、別のバッターなら得意とするかもしれません。合う相手、合わない相手がこの世に存在する理由です。

チームや状況によって、あなたの投げるボールが生かされることもあれば、殺されることもあります。

性格とは心の癖ではない

内面的な特性と断定できるものではありません。これは、「シャイ」「積極的」「飽き性」などの性格の一部を示す際も同様です。

私たちは、内向性の本質を伝える際にも同様の説明をするのですが、性格とは、

と言えるでしょう。そして、自分や他人が、自分の性格を断定付けるのは、

になります。つまり、

ということが言えます。

性格とは「過去の連続性」でこじらせた症状

*
過去の積み重ねは、真っ白なコアをぐるぐる巻きにして、個性や癖を作り出す

性格とは過去が作った凝りのようなもの

性格は「過去の凝り」です。性格をすぐに変えられないのは、過去が堆積した凝りが非常に硬いため、ほぐすのに時間が掛かるからです。

保守的な人は、保守的なリズムやサイクルの中で過ごすことで、心理的安全性を得ます。保守的になることにはポジティブなドーパミンやセロトニンの分泌が活性し、大胆になることでネガティブなコルチゾールなどのストレスホルモンが大量に分泌されます。

ですから、「俺は今日から大胆になるぞー!」と表層的に言い聞かせても、脳の認知レベルでは、大胆になることへのモチベーションやストレスをシフトチェンジできていないんで、脳や体は脅威を感じます。

過去にパンチがあればあるほど、その過去があなたを縛ります。その一つがPTSD(心的外傷後ストレス障害)です。強すぎる負荷は、傷害となり、神経回路に「逃げろ!」の指示を刻みます。

「性格が良い」とは何か?

まずは、自分にとっての性格の良さ

自分が自分らしく振舞えているという認知が腑に落ちて入れば、「俺って素敵で、まぁまぁいい性格で人生生きてるやん!」となります。

まず、自分が自分で感じる性格の良さがというのがあると言えるでしょう。

自分が自分で感じる性格の良さの成分となっているのが、自尊心、自己効力感、自己肯定感と言えるでしょう。

自分が「俺ってすげー(自尊心)」、「俺ってやればできる(自己効力感)」、「俺ってなんだかんだイケてるな(自己肯定感)」と本気で思えれば、自身の性格を好意的に捉えます。

内向型の人間の場合は、内省が的確であるため、自身を俯瞰してみた際に、より客観的なスキルや成功体験や成長ができているかという点が非常に大事になるでしょう。

次に、あなたの性格による実利と実害

あなたの性格によって、「他人に与える影響」ということが、もう一つあります。

これは、あなたの本質に関わらず、あなたの出力により、より多くの人が実利を受け、より少ない人の実害に留めることができれば、あなたは社会的に性格の良い人と認定されるでしょう。

他人があなたに感じる性格とは、ある種、「あなたが周囲へ与える幸福体現力の質量」と言えます。

スターが表の姿だけを見せている状態は、テレビ出演やコンサート演奏の数十分~数時間のごくわずかな時間で大多数のファンを魅了しているので、「素敵な人」のように認知されます。

本質的に性格が良い人は、身近な人にほど愛されている

我々が強く感じるところは、本当に性格の良い人は、身近な人に程信頼されているということです。

なぜなら、身近な人ほど、自身の手の内を相手に摩耗しているからです。それでいて、相手に飽きられずに、相手から畏敬の念を得られているということは、毎日一緒にいても安定的な幸福体現力を発揮しているということが言えます。

例えば、好感度の高い芸能人がいたとしましょう。好感度とは、心理的距離間の遠い視聴者の感じる印象です。

ですから、好感度が高いからと言って、性格が本質的に良いとは断定できません。その芸能人が、自分の家族やマネージャーなどの近い人から愛されているかが、その芸能人の真の性格の良さを示します。

性格を構成する10大要素

*
性格の構成要素を的確に捉えれば、性格をより主体的に状況に応じて変えることができる

性格は複合的な要素が流動するものだ

これまでの指摘から分かるように、性格そのものは、単一要素ではなく、環境、スキル、認知、経験等の要素が複合してできるものです。

環境が変われば性格が変わる可能性があり、スキルが増えれば性格がタフになる可能性があり、認知を変えるだけで性格を一新することもできます。

また、あなたが相手にする人間の価値観やマインドセットによっても、あなたの性格は変わるでしょう。接する人によっても、あなたの性格の質感は流動するわけです。

その他にも、あなたの性格を構成する要素は、以下のようなものを挙げることができます。

性格の構成要素1:体力

精神力という言い方がありますが、やはり、体力があれば、自分を平常に保ちやすくなります。精神力とは、我慢強さ、譲歩力、許容性に繋がります。

体力があれば、自身の性格が、自分の成功を引き寄せやすくなります。相手にとっても良い振る舞いができるようになります。結果的に、自分から自分を見ても、相手からあなたを見ても、性格の良さを感じるようになるでしょう。

「性格の体力」とは、瞬発力というよりは、持久力と言えるでしょう。ランニングなどの長距離的なトレーニングは、性格を良くする、性格の安定感を出すためにも、非常に効果的だと感じています。

性格の構成要素2:経験

常に新しい経験を積み重ねることは、自身の認知レベル、価値観、度量、視野、あらゆるものを「広く深く」します。

それは結局は、他人を瞬時に深く理解したり、状況をいち早く飲み込み適切な行動を取る力に繋がります。

経験の質量は、自尊心、自己効力感、自己肯定感にも繋がり、「自分の性格を自分で好きになる」ということにも、大いに直結します。

性格の構成要素3:スキル

スキルというのは、ネガティブな気持ちを克服させ、ポジティブな性格を生み出してくれるスイッチのようなものです。

スキルがあれば、積極的・チャレンジ精神が高い性格になります。その中でもコミュニケーションスキルに対して自分が他人よりも優れていれば、リーダーシップや縁の下の力もへ密接に関わろうと動くことができます。

本記事の冒頭で、「性格の印象」とは「あなたの出力に過ぎない」というお話をしましたが、スキルがあれば、性格の印象というのは、大きく変えることができるのです。性格というのは、スキルみたいなものなんです。

性格の構成要素4:環境

性格の良し悪しは、環境による心理的安全性に大きく影響します。今の自分にフィットする環境を得ることができれば、性格は好転するでしょう。

今の自分がやりにくい環境に敢えて飛び込み、性格を鍛えるということもできます。通過儀礼として、試練の環境を選ぶ、将来の強固な性格を備える自分へ投資することは非常に良いことでしょう。
良くも悪くも、自分の性格性を大きく変えたいのであれば、環境を劇的に変化させると良いでしょう。

性格の構成要素5:インプット

インプットしたものは、そのままあなたの価値観を構成する可能性がありますから、インプットはあなたの性格を直接的に象ると言えます。

このインプットというのは、非常に面白いのですが、「じゃあ、性格を変えたければ、自分でインプットする情報を変えればいい」と考えるかもしれませんが、多くの人が失敗します。

なぜなら、自分の中ではインプットの質や分野を変えているつもりでも、結局は、自分の思考や価値観の癖の中で、シフトチェンジしているからです。

自身に変革をもたらすインプットは、嫌悪を抱くような人や今まで関わったことがない分野の人のレコメンドに従うという、自分にとってのセンセーションな舵取りが必要なのです。

性格の構成要素6:アウトプット

アウトプットは、性格を最も大きく変える要素の1つと言っても過言ではありません。アウトプットとは、インプット以上に、インパクトのある自身の「性格の大変革」をもたらします。

アウトプットという作業は、自身のインプットを何かしらのカタチに対外的にする作業です。まず、インプットからアウトプットへの変換の中で、インプットだけでは曖昧に捉えていたものをより具体的に力強く扱えるようになります。そして、自身がアウトプットできるものを持つということは、相手から評価や反応を得られる機会を持つことでもあります。

アウトプットがあるということは、それだけ他人からの偶発的な「自分を変えるきっかけ」を作り出すことを意味します。アウトプットを用意することで、他人があなたを存分に変えやすくなるわけです。それぐらいアウトプットというのは、相手と自分を分かりやすく結ぶものになります。

ですから、どのような質感でアウトプットを日々行っているのかということは、あなたの性格を非常に大きく決めています。アウトプットは、性格においては、あなたの素直さや柔軟さ、今後の変化の確率を高めるものと言えるでしょう。

インプットが誤っていたとしても、そのインプットを使ったアウトプットを通して、誤りに気づきやすくなります。なぜなら、アウトプットは、自分の内部に留めるインプットでは得られない、対外的な反応や結果の返り討ちに遭うからです。

性格の構成要素7:認知

認知とは物事の捉え方です。「飽き性」を「根っから変えられない私の人間性」と認知している人はいるでしょう。

一方で、「飽き性」を「物事に深く向き合おうとする際に、心理的疲労から、他のことへ依存させようとする癖」と捉えることもできます。「そのことだけに深く向き合うことに疲れるから、他のこともつまみ食いしたくなる」というわけです。となれば、ある程度、集中を分散させることは、心を楽にする「休息」となることを意味します。

ということは、飽き性の癖が発生したということは、心理的疲労のサインであり、単に心や体を休めさえすれば、また、物事に深く向き合うことができる可能性があるということです。そう考えると、飽き性とは「飽きやすい性格」ではなく、「脳神経や体質上から、1つの分野に傾倒する際に、一般的な人よりも休息が必要な状態」と言えるでしょう。

このように、認知を変えるだけで、自分や外の世界の捉え方が大きく変わり、転じて、性格も大きく変わるため、認知は性格の立派な構成要素と言えるでしょう。

性格の構成要素8:目標・欲求・好み

自分がどのレベルやベクトルを欲するかによって、同じ性質でも、捉え方が大きく変わります。

目標、欲求、好みは、無意識的な認知に影響を与えます。認知は性格の構成要素だと前述しました。

権威的な欲求を求めていたり、優しいの嫌いだったりすれば、優しさという性格に磨き上げようとはしないでしょう。

自分の目標、欲求、好みを一瞬で反転させることはできませんが、他人の目標や欲求や好みを受け入れることで、自分の凝り固まった認知をリセットする機会になります。

性格の構成要素9:脅威

生物学的な反応を含めた私たちの行動は、脅威が基盤になっています。自分が何を脅威とするかによって、自分の社会的性質である性格は大きく左右します。

トラウマやPTSDなどは、まさに脅威が脳神経などに強いダメージを与え、行動やマインドセットが限定的に制御され、性格に影響を及ぼすことになります。

性格の構成要素10:コミュニケーション

性格は、対人関係によって、多大な影響を受けます。これは、性格を一番多様かつ多大に利用されるシチュエーションが、他人とのコミュニケーションだからです。

そう考えると、新しい出会いの機会を捻出することは、性格に大きなメスを入れるきっかけになり得ます。

多くの人が、初めての出会いが「親」であり、親との対人関係を長期にわたって築きますから、家庭環境というのは、強固な基盤となる性格を構成する要因の一つと言えます。

見知らぬ人と積極的に絡んでいくという作業は、本来苦痛です。それは、他人と自分にはどこかしら差異があるからです。その差異は、しばしば自己否定感を与え、自分の気分を悪くさせます。

コミュニケーションの体力・能力・経験・試行錯誤は、あなたの性格を非常に豊かにしてくれます。理想を言えば、人間性が打ち止めになったり、価値観が凝り固まって、性格が「老害化」しないためにも、出来る限り、永続的に、新規的な出会いの渦の中へ自分を引きずり込んでいきましょう。

最後に:性格とは、過去・現在・未来を映す鏡である

*
自身の性格に向き合うことは、過去を乗り越え、未来をより良くする大きなチャンスを掴むことである

性格は、必ずあなたの望む方向へ変化をし続けることができる

今回、性格は「単なる出力に過ぎない」という言説に始まり、ボリューム満点に、性格の本質について独自の見解を述べさせて頂きました。

性格は非常に流動的だということが分かって頂けたかと思います。

絶対に変えられないと諦めるか、思いのほか変わるきっかけが多いと食い下がるか、どちらを選択するかで、現在進行で小さな好転が起き、未来は大きく変わります。

変えられないと感じがちな自分の行動や思考の癖は、性格ではなく、過去の連続性がぐるぐる巻きになって、解(ほど)くのを難しくした状態に過ぎません。なので、フラットな白いキャンバスにして、新たな長所をストックするまでには、他の人よりも時間が掛かる場合もあるでしょう。

しかし、性格は、必ずあなたの望む方向へ変化をし続けることができます。

性格と呼ばれるもの、他人や自分が自身の性格と認識し得る要素というのは、自分の過去の積み重ね、現在の可能性、未来への対策や展望を示す重要な手掛かりです。

ぜひ、これからも、自分の性格と向き合って、より幸福と成功を最大限に爆発させていって下さい。