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内向型と結婚:内向的な人が結婚に向いていない理由【でも、実際には結婚生活はうまくいく】

内向型の結婚の適性から、内向型が独身になりやすい理由まで、奥深い内向型と結婚の関係に迫っていきます!

内向型は既に内なる自分と結婚している

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内向型の人間は、内的自己との結びつきが強く、内なる自己と既に深いパートナーシップを築いている

だから、他人との結婚が苦しくなりやすい

内向型が結婚に向いていないという言説はあながち間違っていません。

外向型は、内向型が内なる自分に注ぎたいというリソースを、外向きに、他人に使いたいという欲求があるので、内向型より結婚に適性があるとも言えるでしょう。

ただし、内向性の高い人間が、結婚生活で幸福になれないわけではありません。内向型には、内向型にあった結婚スタイルがあり、十二分に幸せになれます。

そこで、今回は、「内向型と結婚」を徹底的に掘り下げていきます。内向的な人が結婚に向いていない理由から、内向型が結婚でうまくいく方法、内向型の人に最適なパートナー選びまで、長尺記事でお届けしていきます。

内向型は独身に向いている

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独身に適性があるということは、VUCAの時代を強く生き抜く大きな強みと言えるだろう

内向型には孤高を存分に楽しむ能力がある

簡単に言ってしまえば、内向型は、自己完結できる人間です。どうあがいても、孤独を楽しんでしまう人間なのです。

内向性が高くなり、内向性の質が社会に適応できる人間ほど、世の中を一人で存分に楽しむことができます。マイペースが人生で最も輝かしい時間になるわけです。

内向型の人間の場合、他人と掛け合わせた時間が、自分一人で作り上げた時間の面白味やときめきを越えてこないと感じやすいのです。

結果的に、自然に単独行動を選びやすくなります。

内向型が結婚で苦しむ理由

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内向型人間とって結婚生活とは、他者との違いを何度も何度も痛烈に感じる体験だ

内向型はなぜ、結婚で悩みを抱えるのか?

内向型が結婚で苦しむのは、外向型であれば、不感でスルーしてしまうような要素をピックアップし、それが頭・心・脳の中を反芻するからです。反芻により、神経に直接的なダメージを受ければ、体力・やる気・レジリエンスが低下します。

内向型を結婚で苦しめている理由をもっと簡単に言えば、「結婚に対する独自の感度」がそうさせていると言えるでしょう。

より詳細に、内向型が結婚で苦しむ理由を挙げるのであれば、以下の3つを指摘することができます。

理由1:パートナーシップが期待を越えてこないから

内向型の最高のパートナーシップとはなんだと思いますか?類似の表現を冒頭で使いました。

つまり、内向型の最高のパートナーシップとは、内なる自己との深くて実のある付き合いと言えるでしょう。

この最高点を視点に、結婚生活を過ごすと、結婚相手とのあらゆるポジティブに出来事に対して、「思ったよりも心がときめかない」という印象を持つようになってしまいます。

自分が一人でいるときに得られる期待や報酬と比較し続けると、結婚生活は非常に苦しくなるのです。

理由2:パートナーとの最高潮が減衰しやすいから

内向型の恋愛というのは、深い自己開示性が好意の源泉の一つになっています。出会って間もない相手ほど、未知の領域、つまり、開示できていない本音や価値観があるため、内向型は相手に深く興味を持ちます。

結婚生活となると、どんどんお互いの素の部分のカードが引かれていくため、パートナーに対する内向的な感度は新鮮さを失い、感情の最高潮も以前よりは減衰します。

そもそも結婚というのは、月日を重ねるごとに、内向的な報酬系を弱めるものなのです。

理由3:パートナーの不協和音に敏感だから

結婚生活というのは、パートナーとのあまりにも多面的で多大なコミュニケーションの機会があります。つまり、パートナーとのネガティブなズレを必ず起こり続けます。

内向型は、このズレにどうしても注目してしまいます。なぜなら、自身の内向的感度で、ネガティブなズレに気づいてしまうからです。パートナーが、自分よりも幾分も内向性が低い場合、相手はより鈍感にあなたに対処するでしょう。

自分ではいろんなことに気づけているのに、相手はまったく気づいてくれない、このような不平等感を内向型の人間は、結婚生活で感じやすい傾向にあるのです。

内向型が結婚に魅力を感じなくなるタイミング

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内向型人間は「婚期」を逃すのではなく、「婚気」を逃がしがちだ

その1:結婚で自尊心を回収する必要がなくなるタイミング

自尊心とは独立性の高さに相関します。自尊心が高くなればなるほど、他の世界や他の人との関わりによる自尊心にこだわらなくなります。つまり、結婚にがっつかなくなります。

「結婚=おめでたいこと」という一般的なイメージから、ほとんどの人は結婚によって自尊心を大きく高めることができます。

しかし、結婚を経験する前に、あまりにも特別な経験で自分を満たしていくと、結婚によって得られる自尊心のインパクトは小さくなり、逆に煩わしさやデメリットが悪目立ちします。

そこに内向性の高さが交われば、「結婚って別にしなくてもいいっか!」となるわけです。

それゆえ、内向性が高い人間ほど、世間体や若い時の勢いで結婚すると、結婚生活が苦しくなります。

その2:自分のレベルと内省のレベルが高くなり過ぎたタイミング

内向型の人間にとって、内省とは「デート」のようなものです。そのため、知識や経験が増えに増え、内省の質や突き抜けてしまうと、他人と深く長く交わる時に「表層的でつまらない」と感じやすくなってしまいます。

マイペースを築くことにベクトルが向き、お互いのペースを上手く昇華させることへの優先順位は必然的に下がっていきます。

その3:悪い意味で自分を見失くなったタイミング

人は良い意味で不安で、良い意味で路頭に迷い自分を生みしないます。パートナーを見つけ、永遠を誓い過ごすことは、弱い人間にとっては、自分らしくある行為です。

人はぜい弱だからこそ、他人を愛せる隙が生まれ、その隙を育むことができます。

内向性の質感は、知識や経験と共に高まっていきます。内向性と自尊心の質が同時に上がると、あなたのメンタルは弱ることが少なく、迷わなくなります。

逆に、知識や経験が不足していて、内向性の質はまだまだなものの、内向性そのものが高い人間は、ロマンチストになるでしょう。知識や経験による現実を知らないからこそ、内向性をロマンへ昇華させることができるのです。

内向型が結婚すべきパートナーの特徴

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パートナーとの相性で結婚生活の苦楽の質感を驚く以上に変化する

内向型人間は、どんな人と結婚すべきでしょうか?世界的に見て、内向性が高い人間が多いと言われる日本では、1990年から2019年までの30年間の全年代を対象とした婚姻数累計は、2150万組、離婚数累計は693万組となっている。

30年間の累計特殊離婚率は約32%。30年間で結婚した夫婦のうちの32%は離婚をしていることになります。

離婚率32%という数字を断片的に受け取ると、「3回に1回ミスる」ということが分かります。自分が3回結婚すれば、1回は離婚するという見方もできるでしょう。

この事実は切ないですが、結婚相手は、きちんと選ぶべきだということを示しています。

私たちが考える内向型人間が結婚すべきパートナーの特徴は以下の5つを挙げることができます。

特徴1:どんな時でも本音を言いやすいパートナー

コミュニケーションにおいて、内向性の感度が高まる会話とはどのような会話だと思いますか?

それはお互いを尊重して自己開示をどんどん深掘りする会話です。つまり、心地よい本音のキャッチボールです。

ですから、内向型人間がパートナーで選ぶとしたら、なるべくメンタルの負担なく本音を言えるような相手が相応しいです。

こちらの注意や忠告に対して、反射的に大きな感情を示すような人は内向型人間に相応しくありません。その注意や忠告がより深い自分を知るための手掛かりだからこそ、「言ってくれてありがとう!」と思える人がパートナーとしては相応しいです。

特徴2:ムラや波を許してくれるパートナー

内向型人間は、内向性の感度によって、目の前に現れるあらゆるものをピックアップしてしまいます。そのため、行動にムラや波が出がちです。

内向型人間にとって、周囲のペースに合わせている、自身の内向性のペースが乱され、内向的時間が搾取されているという脅威でもあります。

そのため、あなたのムラや波に対してある程度寛容的な異性を結婚相手としたいところです。

特徴3:新しい考えや違う意見を傾聴できるパートナー

既に自分の価値観が固まっていて、他の価値観に対して排他的な人は、内向型人間の血管相手としては不適切です。

内向型人間は、新しい考えや違う意見に出会った際に、それらを材料に今の自分を顧みるようなことが大好きです。古きも新しきも差別せずに本質を味わいたいというのが、内向型人間です。

新しい考えや違う意見に対して、傾聴をしっかりとできるパートナーに出会えれば、二人で街を歩くだけでも、景色が会話の材料となり、常に新鮮で心地よいやり取りができるでしょう。

特徴4:向上心のあるパートナー

内向型人間は、大器晩成です。内向性とは知識・経験・自尊心・スキルによってさらに熟成されます。

ですから、年齢を重ねても、努力を続けている内向型人間は、自身の内向性がどんどん磨かれていきます。

将来の予測が困難な時代、VUCAと言われる現代は、もはやアップデートし続けることは必須です。

スキルセットを続けているような異性は、デキる内向型人間にとっては、ベストパートナーになるでしょう。

もっと言うと、自分のストイックさ、向上心のレベルが同程度のパートナーが望ましいです。

特徴5:励ますのが上手なパートナー

内向型人間は、絶えず自身の内省で疲弊しがちです。そのため、柔らかく励ましてくれるようなパートナーには、とても心強さを感じます。

励ますという行為は、内向型人間の内向性を否定せず、背中を押す行為です。

励まされたからと言って本質的な解決にはなりませんが、内向型人間が自分のギアをもうひと段階上げることができる行為です。

この励ますと言う行為は、相手に求めるだけでなく、自分もしっかり相手にできるようになれる存在でありたいですね。

敢えて本質を突かずに、自身の内省によるアイデアをスルーし、単純になって、柔らかく明るく励ませるようになると、パートナーとの時間はより一層幸福感の質量が高まるでしょう。

内向型の結婚がうまくいくコツ

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結婚を重く捉えず、結婚生活の節々に隙間を作ることが重要である

成功のカギを握るのは「断続性」

結婚生活を「継続」という概念でなく、「断続」という概念で捉えると、内向型の結婚生活はぐっと上手くいくようになります。

なぜなら、内向型は継続的ではなく断続的なパートナーシップに適性があるからです。

結婚に永続性を感じると、内向型は非常に萎えることが多くなります。ですから、たまには結婚という枠組みを壊し、スルーすることが、内向型にとっては、結婚生活の潤滑油となってくれます。

では、継続性と断続性の違いとは何か?それは、結婚生活の中においても、自分自身の内向性が遮断されずに、自分独りでフルに解き放つことができる時間や機会を作るということ。

1日単位でも、1週間単位でも、1ヵ月単位でも、1年単位でも断続性を入れるように工夫しましょう。

1日単位であれば、自分の部屋を持つことさえできれば、その空間で1、2時間、独りきりになるのも良いでしょう。1週間単位なら、どこかの曜日に、自分だけのソロ活動が実現できる時間を設けてもらうと良いでしょう。

こうした断続的な時間の確保は、子どもができ、守るものが増えれば、極端に少なくなります。しかし、断続性を高める機会をモチベーションや報酬に、家庭内の時間を頑張ることで、パートナーや子どもにとっても、理想的な存在になります。

すると、結婚生活が内向的個性を奪われるしんどい時間という感覚もなくなっていきます。

最後に:内向型は結婚は過程の中一つと捉えよう

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結婚へ向けた時間、実際に結婚した先の時間は、内向型の内向性を非常に豊かなものにしていく

内向型は独身でも、結婚をしても幸せになれる

内向型と結婚というテーマで、秘密結社イントロバーツなりに解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
正直、内向型の人間は、あまり結婚を意識しすぎないで良いと感じています。何かしらの過程の中に、結婚があるという感覚でいいんじゃないでしょうか?

内向型は、独身に向いているので、独身を突っ切れば、最高の人生が送れますよね。

そして、あなたの内向性を、自分だけのためにふんだんに使って、いろんな経験やスキルを積むことができます。その経験やスキルが結果的に相手に提供できる価値やパフォーマンスを高めます。

自分のためにしていたことが、相手のためにもなります。焦らずに、孤高で楽しんで、孤高で全力で生きていれば、自ずと、相手があなたに魅力や価値を感じていくでしょう。その過程の中で、素敵な出会い、素敵な関係構築が生まれ、結婚へと発展していくでしょう。

また、単に愛されたい、「好意」という承認を得たいのであれば、刹那的な付き合い、割り切った関係に留めることも大事です。自尊心が低い時期は、「相手から承認されたい想い」と、「相手を本当に好きである感情」を混同しがちです。

ですから、内向型は自分らしく、自分をアゲる活動をある程度確保しながら、数か月に1回程度、新規の人への出会いを模索するのが良いと思います。

いろいろ書き連ねましたが、ぜひ、今回の記事の中で、内向型の独身生活、婚活、結婚が向上するヒントを一つでも見つけて頂けたら、幸いです。