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内向型と仕事:適職選び、おすすめの働き方【キャリアを最高に輝かせろ!】

これで内向型の適職が丸わかり!内向型に適した職業の詳細解説だけでなく、組織、フリーランスの適性から、おすすめの働き方のアドバイスをお伝えしていきます。

この記事を読めば、内向型と仕事の関係が丸わかり!

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自分にぴったりの仕事に出会えれば、人生のトーンは一気に華やかになる

仕事や働き方で悩んでいるすべての内向型のビジネスパーソンへ

内向型の言及でよく取り上げられるのが、「内向型と仕事の適性」です。

このように、「内向型と仕事」を結びつけて、自分のキャリアに悩む方は少なくありません。

大丈夫です!内向型のあなたにぴったりの職業はたくさんあります。そして、あなたの内向性に、これからの努力や思慮を積み上げれば、さらにキャリアは自在にコントロールできるようになります。あなたは、自分がなりたいビジネスパーソンへ成り上がることができますよ。

今回は、内向型と仕事を掘り下げ、内向型に適した職業の詳細解説だけでなく、組織、フリーランスの適性から、おすすめの働き方のアドバイスをお伝えしていきます。

超前提:本来、内向型にはすべての仕事に適性がある

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内向性とは、仕事対しても内省してブラッシュアップする能力のようなものだ

内向型はキャリアにおいて「大器晩成型」である

まず、皆さんにお知らせしたいのは、仕事、職業というジャンルにおいて、「内向型に不可能はない」ということです。

内向型の強みは、初期の努力や経験を投じることができれば、内省・思慮が背中を押して、大きな結果を引き寄せる点にあります。

ですから、積み上げ次第で、どんな仕事にも適性を見出せるのです。

無思慮で想いのまま駆け抜けて、縁や運を使って足早に成功する外向型の成功パターンがありますが、内向型は「初期の努力や経験」を通して着実に成り上がるパターンが向いています。

よって、内向型はキャリアにおいては大器晩成型が多いように感じます。焦らずに、かつ、努力の質や量を高めていくことを意識することはとても大切ですよ。

内向型は「組織が向いてない」と言われる理由

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社内コミュニケーションは、ルールや建前で本質的ではないからこそ、内向型は苦しみやすい

答え:内向型は組織とのズレにストレスを感じやすい

「内向型の人間は、会社などの組織に属することに向いていない」と決めつけていませんか?

日本では、由緒ある出版社から『もう内向型は組織で働かなくてもいい』(世界文化社 2020.3)という書籍まで販売されています。

確かに、組織に所属すると、会社や職場や部署の「内情」や「内面」に深く向き合うことを余儀なくされます。「組織の内側」と「自身の内側」が食い違えば、外向型の人よりも、繊細にその部分が気になり、許せなくなるため、大きなストレスとなる可能性はあります。

外向型人間は、他人の内情も、組織の内情も、気づきにくく、気にしません。それよりも、目に見えるものにコミットし、目に見えるものを大事にします。そのため、内向型人間からすれば、組織の中でたくましくやっているように映るはずです。

しかし、自身の内面性を発揮できる組織は存在する

一方で、内向型人間の新たな「内情」や「内面」を大きく引き出し、さらなる可能性を見出してくれる組織も存在します。

会社が求めている結果や姿勢が、内向型の人間が心地良く自己成長することと、同じベクトルにある組織です。

内向型の人間に重要なのは、組織への期待値を下げ、組織を道具にすること

今の時代、組織に5年、10年、15年~と所属する時代ではありません。VUCAの時代と言われ、数年で企業そのもの質感も大きく変化します。

ですから、「組織への期待値を下げ、組織を道具にする」という一種の冷めたマインドセットで仕事に取り組むほうが、あなたの内向性はよりよい方向に磨かれていきます。

一時的な嫌悪や不快に向き合ってみることが、内向型の人間を大きく成長させる

内向型は「心地よい孤独」を好みますから、組織で起こるネガティブなこと自体が不自然で「らしくない」と感じるでしょう。

これって言ってみれば、自由が与えられた状態では絶対に選択しない経験をさせて貰っていると言えます。

つまり、自身の内向性の枠にはない体験を得て、自身のキャパシティーを広げてくれるのが内向型にとっての組織と言えます。

だからこそ、通過儀礼として、組織を経験することはとてもいいことなのです。

例えば、組織でのコミュニケーション体験を自身の内向性と照らし合わせながら戦った人間は、のちにフリーランスになっても、営業を苦にせず大きく稼ぐことができるようになります。

内向型にとって、組織とは、他のビジネスパーソンに自身の内向性をうまく利用する経験値を高めてくれる場所と言えるでしょう。

内向型と適職:内向型が向いている仕事

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君は、適切な努力さえ投じれば、以下に示す仕事や職業で大活躍できるだろう

それでは、内向型に適性がある仕事・職業を詳しく解説していきます。

適職1:アーティスト

自身の価値観や内面性を完全に押し出し、それに感化した人のみから対価を得られる、完全に内向型にぴったりの仕事です。ただ、このビジネスモデルで食べていけるのは一握り。

アウトプットへの根性、本当に好きだと認知しのめり込む集中力が必要です。内向性で培った創造性を、創造力として発揮する馬力が必要です。また、表現したものを完全に自己完結させずに、ほんの少しでも周囲へ伝達することで、きっかけや縁が広がります。

適職2:専門家

何かの専門性を掘り下げるということ自体が内向的な作業です。「自分が何かの専門性に長けている」という自尊心から、他の職業よりも、強気かつ主体的になることができます。

内向型は、自分のテリトリーだと感じた場合、コミュ力が一気に高まります。「自分のテリトリーを持つこと」=「自分の専門分野を持つこと」と言えるでしょう。

上記の一般的な専門家だけでなく、ニッチな専門家になることも内向型には適しています。料理研究家ではなく、餃子研究家、デザイナーではなく、動画サムネイル画像デザイナーといった具合です。ニッチな分野に詳しくなり、自分で新たな職種を名乗るようなセルフブランディング型のフリーランス専門家にも適性があります。

適職3:士業

士業も専門家と考えると、内向型に向いていると考えるかもしれません。しかし、士業の場合は、1つ考えるべき点があります。そもそも、士業というのは、以下のような職種が挙げられます。

これらの職業、確かに深い専門性に系統できるのですが、資格系の専門家の場合、「一辺倒な手続き作業」的側面をかなり強く持っています

いったん身に付けた知識やスキルを主体的に扱って、クライアントに価値を出したり、自己実現できるような「提案型」の側面を持つ士業の仕事であれば、内向型に向いていると言えるでしょう。

適職4:肉体労働

肉体労働は、シンプルに身体を扱うので、自身の内向性を生かす仕事ではありません。この点において、非常に内向型に向いていない仕事だと言えます。

ただし、内向型らしくはないが、扱い方によっては、人生の中で内向型の人生を豊かにします。扱い方によっては、内向型の人にとって、非常に向いている仕事だとも言えます。

では、どんなケースで、内向型に向いているのなかというと、まず、「生きがいを仕事の外に置く」というパターンです。仕事の外に生きがいがあるので、内向的な時間は、仕事の外で充足されるでしょう。その際、仕事が肉体労働だと、頭を使わずに休めることができ、身体がきちんと疲れ、仕事がリフレッシュになっているのです。

また、内向型の「下積み期間」でも肉体労働は適しています。作品を作ったり、デザインのスキルを磨いたり、専門的な勉強をしたり、何かを下積みしている期間において、肉体労働はリフレッシュになります。

また、将来的に内向的な仕事にキャリアパスし、成功を収める中で、「体力」というのはとても重要なファクターになります。肉体労働は、職業的な体力を身に付ける機会になります。内向型の下積み期間として、通過儀礼的に、肉体労働に従事するのは、とても適性のあることだと感じています。

注意点として、残業が多くない企業を選びたいところです。

適職5:公務員

先程の「肉体労働」と同じで、仕事以外の趣味や余暇などに、自身の内向性を投じたい方には、公務員は、意外にも適しています。

公務員の最大の特徴は「形式ばった職業スタイル」です。内向型の人間が、公務員というアイデンティティの鎧を身にまとうことは、自身の内向性を許容度の低い形式で縛り付けることを意味します。

この点から、内向型は、公的な職業に不向きと言えるでしょう。伝統や独自の決まり事に対して、外向型の人が当然と認知する場面で、あなたは不自然さを強く感じます。ある種、この感覚を持ちながら、逆張りをすることで、公的な職業で革命を起こす可能性が残されていますが、それには相当な胆力を必要とするでしょう。

しかし、「公務員は身銭を稼ぐためだけにやっている」と、やりがいを度外視し、自己実現は、「公務員以外の時間でなんとかする」という選択肢もあります。公務員という安定的な職についてることが、精神的安定に繋がり、別の自己実現の場面で、大胆かつ力強く攻めの姿勢を取ることができます。

公務員で最低限稼げているから、本当にやりたことは、「気持ちは気楽に、楽しみながら、でも、全力で取り組める」というマインドをセットでき、プロを出し抜く成果を手繰り寄せることは往々にしてあります。

職自体の適性で言えば、内向型には専門性が高い公務員職ほど、外向性を出し抜くことができますが、専門性の高い公務員は仕事のストレスが多く、残業が多い傾向があります。やりがいを別に置くための公務員職ということを考えると、ストレスと残業が少ない部署を選びたいところです。

適職6:専業主婦

「内向型と公務員」の良い方向性に類似しているのが、「内向型と専業主婦」でしょう。

旦那が稼いでくれているからという精神的安定感から、自分自身が副業的なノリで初めて、大きく育つことは、内奥型のタイプにはよくあります。

例えば、旦那がサラリーマンとしてそこそこ稼いでいて、子どももだんだん手が離れたので、自分の好きな小説を書いて、文学賞に応募していたら、受賞に至り、次から次へとヒット作を生み出す、といった事例です。

日本では超有名な小説家湊かなえさんは、専業主婦から作家デビューに至っています。逆に言えば、専業主婦を経由しなければ、自身の内向性を作品として昇華することができなかったとも言えます。

内向型の人間は、自分の精神的安定が崩れない状態、自分のアイデンティティが崩壊しない場面でこそ、自分の感覚や価値観を思いっきり開示し、独自に、クリエイティブに組み立てることができます。

こういった観点から、公務員や専業主婦など、職業の性質そのものは、内向型に不向きなものの、「ライフスタイルとして利用する」観点においては、職業を踏み台にして、自分を大きく羽ばたかせることができる点において、適職と言わざるを得ないでしょう。

適職7:提案営業

マニュアル営業や押し売りなどは外向型に軍配が上がる傾向にありますが、専門性の高い提案営業は内向型のほうにかなりの適性があると言えます。

内向型の人間は、自身の内面を深追いできるだけでなく、他人の内面を深追いすることも得意とします。

内向性が高い人間は、他人との関りを正しく内省し続けることで、他人が最も求めている事柄を把握する能力を著しく伸ばすことができます。

これが営業成績という観点では、良い効果も、悪い効果も生んでしまいます。

良い効果の場合、営業したい商材と顧客のニーズがマッチした際に、他の営業マンよりも、その人に寄り添って、あらゆる可能性を提示することが得意だという点です。結果的に、内向型の人間は、自身が裁量を持って提案できる商材では高い営業成績を打ち出します。

悪い効果の場合、相手が自社の商品を本当に必要としてないことをきちんと察知したり、自社のサービスではないほうが幸福度が上がるということをきちんと認知できる点です。そのため、どんなお客様でも、統一のトークスクリプトで押し切るマニュアル営業のスタイルは、内向型のメンタルを壊す可能性がとても高いと言えます。

商品力が高い商品ほど、内向型は得るのが上手です。逆に外向型人間は、商品力が高かろうが、低かろうが、正業成績は横ばいの傾向があるように感じます。

営業成績というカテゴリー自体が、内向型人間の琴線には触れない指標であるため、良い栄養成績を出すことをモチベーションにできない点で、内向型人間は、営業に不向きとも言えるかもしれません。

自分で専門性を獲得し、自分で商品を組み立て、自分の誇りを持てる商品を営業する、これが内向型の居心地の良いワークフローだと私たちは結論付けています。

適職8:企画職

内向型は、周囲への勘がよく当たります。また、自分自身が直面している出来事や分野について、勘違いをしてしまうことを非常に嫌う傾向にあります。

思考の数が多く、1つ1つの思考が深いので、勘がよく当たるというよりは、結果的に当たってしまっているというほうが正しいかもしれません。

「これはこうかもしれない」と案ずる数が多いので、何かしらが当たるわけです。この特性を生かせば、企画や分析に価値がある仕事では、内向型は大活躍すると言えるでしょう。

また、企画は「練る時間」がきちんと用意されます。企画のプレゼンテーションは「話し手がまずは一方通行で聞き手へ語っていくスタイル」なので、双方向の即興で話題がコロコロ変わる接待とは違うので、内省をフル活用して「しっかり練る」ことで、外向型のプレゼンターを凌駕できます。

その結果、企画職の中で、内向型は異彩を放ちやすくなります。

内向型とフリーランス:内向型がフリーランスに向いている

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フリーランスそのものが、内向的な側面を必要としている

個人事業で独立することは、自身の内向性を確立することそのもの

内向型の人間は、専門家に適していることは前述しました。これは「内向型の人間は、社会的に自分が何者である立ち位置を明確したほうが働きやすい」ということを意味しています。

フリーランスというのは、自分の個を確立して社会的に生きていくことを意味するので、専門家同様、内向型に適していると言えます。

自身の内向性を専門性やスキルを使って社会的に適合させていけば、自然とフリーランスとして稼げるキャリパスが選択できるレベルになっているはずです。

内向型の「内向」と言っても様々なパターンがありますが、やはり、「他者と自己の関係について、内的に掘り下げることに、興味があり、努力できる人間」こそが、内向型×フリーランスでの最大の成果を出すと私たちは強く実感しています。

リスクへの瞬発力を他の要素で補えれば、内向型フリーランスは成功する

外向型人間は、深い内省をする時間や視点を内向型よりは持ちえないので、リスクと深く広く向き合う前に、行動します。そのため、自分がフリーランスになること、独立起業することに、踏み切ることができます。

一方、内向型はリスクに関しても広く深く内省し、リスクがフリーランスへ踏み切るマインドブロックとなっています。

内向型の場合、リスクへの瞬発力がなかったとしても、実績、貯蓄、スキル、経験、人脈などを総合的に補っていけば、「周囲から自然と背中を押されてフリーランスになってしまう」といった出来事が増えてきます。

内向型と経営者:内向型は経営者への適性

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もしかしたら、あなたは経営者になれば、その才能を遺憾なく発揮するかもしれない

内向性とコミュ力が高い人ほど、理解力のあるマネジメントが展開できる

「理解力のあるマネジメントを展開する」という観点においては、外向型の人間よりは経営者に向いています。

経営とは、時代や社員の心を読む力が重要です。経営判断の元になるのは、経営者の思考、内向性の豊かさと言えるでしょう。

コミュニケーションのスキルと経験を積んだ内向型の人間であれば、社員を正しく動かし、施策を正しく採ることができる確率が上がっていくでしょう。

プレイヤーとして満たされた内向型には適性があると言える

内向型は携わる分野に対してプロフェッショナルなパフォーマンスを出すことを好む傾向があるので、ビジネスにおいては「プレイヤーでいたい」という想いや欲があります。

ですから、プレイヤーとして満たされ、プレイヤーとして不用意に介入しすぎないという経営方針が取れるのであれば、経営者として適性があると言えるでしょう。

プレーイングマネジャーであったとしても、社員との関係や仕事量の裁量をバランスよく取るようにすることは可能です。

ビジネスオーナーは外向型のほうが向いている

実感によるものですが、外向型は「無思慮に任せる」ということが非常に上手です。

内向型なら細かく気にして指摘してしまいそうなことでも、「難しいことは気にせずお金出して、口は出さない」という行動を取るのです。

ある種、放ったらかしですよね。外向型は、オーナーになると、誰かに任せて、放ったらかしで大きく稼ぐという結果を引き寄せやすくなります。

内向型のプロフェッショナルプレイヤー気質が、自然と放ったらしなオーナー的気質を遠ざけているとも言えるでしょう。

内向型に不向きな仕事、苦手な職業

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結果的に、現状の内向性が「不向き」をもたらしているだけだと認知しよう

不向きな仕事1:ファンビジネス

内向型は「マス=コミュニケーション」に不向きです。ファンビジネスは、こちらが人を選ぶのではなく、選ばれる側に立つため、自分の本質とは合わない人からも好まれてしまいます。不特定多数を相手にする仕事は内向型の人には得られるメリットに対して、ストレスやコストが大きいと私たちは判断しています。

また、ファンのために動くことが主軸になり、それはある種、自分を殺すことを意味します。

ファンビジネスをやる場合は、他の本業で自分を確立していて、付加的な仕事として、無理のない範囲でやる程度が良いでしょう。

アーティストに向いている内向型は、ポップカルチャーで不特定多数に好かれるよりは、アート性を貫いて、一部のコアな人から大金を投じてもらうスタイルが合っていると私たちは強く感じています。

不向きな仕事2:一次産業

内向型が自身の内向性を感化させることは、基本的に「机上」で可能です。もちろん、映画館や旅先で非日常を体感することで、より広く深い内省を実現することができるでしょう。しかし、内向的な時間そのものは、自分が落ち着くマイホームで、自分一人でできるという、物理的コストがまったく掛からないという魅力があります。

ですから、内向型にとって、自然に物理的に直面し、物理的なコストが掛かってしまう一次産業に日々没頭するということは、内向型にとってそもそも負担となりやすいのです。

ただし、「適職04:肉体労働」で言及したように、内向的な生きがいを仕事以外に置くようにし、事業主でなく社員として割り切って働くのであれば、自然の肉体労働ができる一次産業は、マインドフルネスな時間となり、普段の内向性のスイッチをオフする良いものとなります。

不向きな仕事3:飲食店全般

ファンビジネスにも似た要素があるのですが、基本的に内向型は「客を自ら選べない仕事」は不向きです。

内向とは、自身の内面性と向き合う作業です。無差別的にいろんな価値観やノリや態度のお客さんと日々接するようにな仕事は、言ってみれば、内向型の内面性にダメージを与えるようなものです。

客を自ら選ぶ、もしくは、少数のお客さんや案件などで月の満足する収入を得られるような仕事が内向型に相応しいと言えます。

ただし、飲食店を自営している方には、アーティストのように、自身の内向性を、料理やお店に大きく反映し、お店での過ごし方をトップダウンでお客様に強制するスタイルで、大きな成功を収めるパターンもあります。

ある程度の数の常連さん向けて行う飲食店であれば、内向型の人でも向いていると言えるでしょう。

バーのように、客と自分が互いに自己開示する会話などがあるような仕事は、逆に、内向型の働く意欲を持続させるでしょう。様々な客の新鮮で唯一性のある内面性を深く掘り下げる事を通して、自身の内省をより感化させることができるからです。

人間観察的なことをモチベーションにすることで、内向型の人は飲食店で働く楽しみも増えていきます。

不向きな仕事4:消防士、医師、警察官

消防士、医師、警察官など、ランダムで緊急的な出動を余儀なくされる職種は、内向型に不向きと言えるでしょう。「何か問題があったら出動する」といったリズム感は、常に自分の内向的な時間が脅かされる可能性を与えます。

内向型の人間にとっては、常に自分が「外へ向かう時間や期日が明確である」ということが、働くうえでの精神衛生の向上に繋がるのです。

内向型におすすめな働き方:最高のキャリアパスを築く方法

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あなたの内向性をもっと生かすために、以下のような働き方を取り入れてみてはどうだろうか?

おすすめ1:自己成長が止まらない働き方

自己像に変遷が起こり続けること、これは、自身の内向的な性質が変化し続けることを意味します。

内向型の人間にとって、適度に変わるということは、自己の内面を常に掘り下げているような実感を得られます。その実感は、内向型の人間の「人生の安心感」の軸を担うでしょう。

自分の内向性を深掘りできないという実感は、内向型人間にって、人生の打ち止め感を覚えるでしょう。新しい感覚や感性の発見こそが、内向型人間の生きるモチベーションであり、それが職業で体現されていくとなると、人生はますます豊かになるでしょう。

おすすめ2:専門性を2種類以上持ち、掛け算させる働き方

内向性が高い人ほど、1つの分野を自身の尺度でどんどん深めることができるのですが、ビジネスで成功を収める観点から言えば、「そこまで深くなくても大丈夫」ということはよくあります。

ビジネスも極端に内向性の高い人が本気で突き抜けると、アートのようになっていくんです。

ある分野で、市場やある属性の顧客に対してより高い価値が出せるレベルになり、それを持続できるのであれば、別の分野の専門性の獲得を目指し、それらを掛け合わせて、自身の強みをより大きくするほうが、キャリアパスは個性的に輝きます。

デザイン×ライティング、プログラミング×イラストレーション、カウンセリング×コーチング、といった具合です。

あとは、2つの専門性をセットしたビジネスパーソンは、それ以降も、新たな分野のスキルをセットするスピードが格段に上がります。スキルを身に付けるスキル(もしくはセンス)が、複数の専門性に向き合えば向き合うほど磨かれるからです。

複数のスキルセットにより、明らかに自分は他のビジネスパーソンとは違うキャリアを積んでいるという自尊心や自己肯定感が得られれば、コミュニケーションも強気で余裕を持って取り組むことができます。コミュニケーションへのマインドがポジティブになり、交渉や営業が自然と上手くなっています。

おすすめ3:断続的に「良い逃げ方」を取り入れる

逃げれば逃げるほど、その都度、舞台は新しくなります。逃げることで、新しい価値観や知識やノウハウのもと、仕事をすることができます。

ですから、内向型にとっては、少しは早いと感じるぐらいに転職を繰り返すスタイルが合っているとも言えるでしょう。

「断続的に逃げる」ということは、どこかの会社に一存せず、自分を頼りにするマインドセットを徐々に形成します。フリーランスや個人経営者になり、自己完結できるビジネスモデルを成功させることへ繋がるのです。

今では働き方は多様化しています。会社に勤めながらも、副業(複業)として、個人事業をパラレルさせることも可能です。

新たな知識・スキル・経験を積み上げ続ければ、組織から逃げ続けることが、個人で稼ぐことを開拓させてくれます。組織の中でも一定期間自身の内省で深く向き合い、逃げながら自己完結で稼ぐことへも自身の内省で向き合う。

内向型にとって、「きちんと逃げる」ことは、内向性の質を多様にすることを意味します。

おすすめ4:専門家が提供するリフレッシュに投資する働き方

これは、ある程度キャリアが成熟し、多忙の中で、さらなる活躍と稼ぎを出したいというフェーズでのおすすめな働き方です。

働き方とは、「いかに休むか」ということを含む、休息が働き方に非常に大きな影響を及ぼします。年齢を重ねれば、重ねるほど、心身のリフレッシュは重要になってくるのです。

内向型は、自主的な裁量がありながらも、程よくルールで縛られるほうが、自分のペースを保ちやすいと言えます。完全な自由が与えられると、四六時中内向的に考え込んで、心が休まずに、1年間安定して活躍することを難しくしてしまいます。

内向性が高い人ほど、自分の想像や想定を超えて、無理をしがちです。フリーランスでのキャリアパスを考えるのであれば、人を介するリフレッシュを設けると良いです。

例えば、セラピストにマッサージや整体をしてもらうのも良いでしょう。。美容室で髪を切る際に、ヘッドスパなどをプラスするのも良いでしょう。パーソナルトレーニングを受けることは体力を使いますが、内向的な脳をリフレッシュすることになります。ジョギングなどのコミュニティに属するのも良いです。

自分自身が単体で休むのは、内向型は正直下手です。ですから、誰かに癒しを提供してもらう、誰かから施術を受けるといったことが重要になります。

より良く休むことで、オンオフがはっきりし、仕事を心地よいペースできているという関学が芽生えます。

セラピスト、整体師、美容師、インストラクター、トレーナーなど、専門家が提供するリフレッシュに投資することで、その専門家とのコミュニケーションも増えていきます。コミュニケーション経験や縁を増やすことに繋がります。

最後に:内向型を適切に生かせれば、すべての仕事が適職になる

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私たちは、内向型の人間が社会的にどんどん活躍し、ビジネスパーソンとしての幸福と成功を積み上げてほしいと考えている

仕事において内向型を短所にするも、長所にするも、自分の生かし方次第である

仕事選び、職場探し、キャリアパス、ビジネスにおける夢、どれを取っても、内向型だからってダメな選択は存在しません。

もしも、現状、あなたが立ち止まっているとしたら、現状の内向性の質をまだまだ高め、内向性と掛け算となるスキルやマインドセットを積み上げていけば、どんな分野でも通用するセンスと能力に段々と近づいてきます。

つまり、何をやってもうまくいく人間になれるのです。

仕事とは、「人対人」の価値の交換のようなものです。あなたの内向性は、周囲へ価値を生む燃料のようなものです。

例えば、ライティングというスキルで新たな価値を生む燃料として、外向性よりもずっと大きな馬力を生み出します。

内向性という燃料の質を高めるだけでも良い結果を得られますが、燃料を実際に使うスキルがなければ、燃料は宝の持ち腐れです。

内向型の失敗のほとんどは、あなたの内向性そのもの、つまり、あなたの本質が悪いわけじゃないのです。ただ単に本質を生かすことをできておらず、結果が伴わないというだけです。

せっかく内向的なパーソナリティを持ってビジネスに挑めるんです。無思慮でマニュアル一辺倒で同じ毎日を過ごすよりも、ランダムにいろんな人間や環境から深く思慮できるヒントをもらうほうが、内向性の質には磨きが掛かります。

今回の記事は長尺になりましたが、内向型の仕事や職業やキャリアを内省し、俯瞰する時間の材料としてお使い頂けたら、幸いです。

内向型の諸君のキャリアが輝きますように!